形はシンプルで機能的なものを目指しました。底面の大きさは中に埋め込むナットのサイズで決まり、握りやすいように徐々に細くなっています。天面は直径32mm程で、縁をとって真ん中に向かってくぼませています。このくぼみは、握ったときに親指がはまる大きさになっていて、ここだけ釉薬をかけています。

今回協働しているのは、多治見で活動している3RD CERAMICSの皆さんです。個人の作家でも大きなメーカーでもない、「第３の陶芸」のあり方を模索し活動されています。彼らが以前からつくっている器やフラワーベースなどからインスピレーションを受け、陶器のつまみが生まれました。

また、水が掛かっても問題ないので、キッチン用にたくさん使ってみるのもいいと思います。キッチンのデザインのアクセントにも効きています。ちなみに、屋外での使用もできます。下の写真は勝手口の扉に用いたものになります。

またつまみの形状を活かして、引っ掛けフックとしても使用できます（別売の専用金物が必要です）。オプションの金物をご購入いただき、壁にナットを埋め込んでネジによってつまみを固定できるようになります。あまり重いものは引っ掛けられませんが、洋服をハンガー掛けしたものやカバンなど、ちょっとしたものを掛けるのにいいサイズです。壁のアクセントとしても映えるので、ぜひ使ってみてください。